【短編集】
□再開(カカシside)
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火影室内
「カカシはアイツの
担当上忍だから教えるが…
先程報告が入ってな
火の国国境付近に居るそうだ
寄り道しなければ
近日中に到着するだろう」
「はぁ〜…」
「なんだその返事は
嬉しくないのか?」
「あっいやぁ〜
嬉しいですよ…」
嬉しいけど心配なんだ
久しぶりにお前と会うのがさ…
【再開】
「ナルトーーーー!!!」
「サクラちゃーーーーん♪」
感動のご対面だね〜
サクラは女だからいいよねー
オレは男だから抱き付くの無理
はぁ〜…
…なんかアイツ
一丁前に髪なんか
伸ばしちゃってさっ
何か女っぽくなっちゃってるし…
誰に〃女〃意識して欲しいのよ?
「ナルトーーーー!!!」
ガバッ
!!!!
ちょっとちょっと何なのよ
キバの奴ナルトに抱き付いて
あぁーーーー…
そうか彼は
そうゆうキャラだもんね
オレは出来ないね
大人の男だし
でもちょっと羨ましいとか
おもっちゃうオレは
大人の男なのかなぁ?
「なっナルト君…
あっお帰りなさい////」
「ん?ヒナタ何か
顔がマッカだってば?大丈夫か?」
「っ///だっ大丈夫
それよりナルト君…
何かすごく綺麗になったねっ///」
「えっ本当に?
嬉しいってば♪
でもヒナタの方が
もっと可愛いってば♪」
「ナルト君////」
…何よこの甘い雰囲気
ヒナタの奴さらっと
ナルト誉めちゃって
オレだって気付いてたよ?
ナルトが可愛くなった事に
あー先越されちゃったなぁ
何てナルトに声かけようか…
「よっナルト久しぶりだなっ」
「うぉーーシカマル!!
…お前ってばマスマス
シカクのおっちゃんに
似てきたな♪」
「…んだとお!?
似てねーよ!!」
「わわわ!!ギブギブ
いてーってばよー」
なっ…
シカマルのやつ
どさくさにまぎれて
ナルトに抱き付いてるし
くっ…オレだって抱き締めたい!!
あれ?
抱き締めたいとか
思っちゃってるよオレ////
そうか…オレも…
アイツらみたいに
ナルトと再開を
喜びたいのかもしれないな…
「カカシ先生?」
!!!?
なっナルト顔が近いよ!!!
「カカシ先生久しぶりだってば
全然変わってねーな♪」
そーでしょうとも
オレは変わらないよ
でも…
お前は変わってしまったね
「オレってば
ちょっとは女っぽくなったかな///」
「えっ?
あっあぁ…そうだな少しな」
何よオレー
もっと誉めてもいいじゃない!!
何てれてんのよ?
「先生…」
ふわり
「えっ…なっナルト?/////////」
「ただいま先生///」
抱き締めてくる身体の
柔らかさに
いやがおうにも"女"だと
意識してしまう
マスクの上からでも
香ってくる匂いは
甘く鼻をくすぐり
雌だと意識し
見上げてくる
澄んだ青色の瞳は
変わっていないのに
五年ぶりにみるそれは
懐かしさと共に
オレの心を高鳴らせる
「お帰りナルト」
End......
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オマケ↓
抱き締め返すと
彼女は最高の笑顔を
オレだけに見せてくれた
(…キスしたい)
「カカシ先生セクハラー!!」
えっセクハラ!!?
サクラそれはないでしょーよ(涙)
「てかずりーよ!!
ナルトオレにも抱きつけ!!」
キバお前はさっき
ナルトを抱き締めたじゃない…
「なっナルト君は…
カカシ先生の事…」
何!?ヒナタ!!
その続き凄く聞きたい!!
ナルトはオレの事何なの?
「…カカシ先生
泣いてんっすか?」
感動の再開で
ちょっと泣いちゃったんだよね
シカマル気づいてても
スルーしとけよ…
歳を重ねて
涙もろくなったのかな
シカマルお前にも
いつか訪れるさ
「ナルト…大好きだよ」
ナルトだけに聴こえる声で
耳元に愛を囁けば
「オレも先生大好きだってば////」
彼女も俺だけに
聴こえる声で呟き
ベストをキユッと握る
(何この可愛い小動物/////)
もう駄目だ…
お持ち帰り決定
終わり。
♪あとがき♪
カカシてんてーの心の声を
織り混ぜながらの再開
ちょい甘小説でした(笑)