【金紅の廻間】
□@【金紅の廻間・再会T】
1ページ/4ページ
木の葉の里、数キロ手前
鬱蒼と茂る木の枝に
その二人は居た。
「どうだ久しぶりに見る
木の葉の里は?」
そう問いかけられた人物は
閉じていた目をゆっくりと開き
蒼い瞳で里を見つめ…
「五年ぶりだってばよっ!!
皆がどれだけ強くなったのか
凄い楽しみだってばよ、エロ仙人♪」
蒼い瞳の人物は
瞳をキラキラさせ
楽しそうにしている。
それを見た自来也もまた
楽しくなってくるから不思議だ、
自来也は金色に輝る髪を
わしゃわしゃと撫でた。
ーーーーーーーーーーーー
木の葉の里入り口
受付警備している中忍が二人
その片方は机に付していた。
「あ゛ー腹減ったなぁ…
あと十分で交代か、、、
それにしても今日は暇だ。」
そう呟くと
隣に居た中忍が
眉間に皺を寄せながら
「俺達がここに居られるのは
五代目火影様に信頼されている証。
そして一番に敵の気配を察知し
里を危険から遠ざけるのが役目でもある!
だらだらしないで交代まで
気を抜くな!!」
そう言い終わる瞬間
門の入り口で異常なまでの
チャクラを感じて振り向くと…
「お主…
良い事を言っとるがの〜
儂らに気がつくのが遅いぞ♪なぁ?」
なぁ?と、目線を送った先の人物が
柔らかく笑う。
中忍二人(((ドキーーンッッ)))
「あっあのッ…
じ、自来也様ですよ…ね?」
チラッ…カァーーッッ(茹でたこ状態)
伝説の三忍と呼ばれる自来也が
目の前に居る事は
とても驚く事なのだが…
それよりも
その隣に居る人物の
あまりの美しさに見惚れてしまう
中忍二人。
先ほどまで
腹が減ったと机に付していた中忍は
立ち上がり真っ赤な顔で
その人物をずっと見つめている。
固まってしまった中忍二人
それを見て自来也は不安になる
「はぁ〜(どうしたもんかのぉ〜…)」
この出来事から十数分後、
木の葉の里では
自来也の帰郷という祝砲よりも
連れ立った金髪碧眼美女の噂が
里中を駆け抜けていた。