hit記念小説０２
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―――彼はいつも突拍子の無いことを言う。
「愛してるってさ、結局自己満足だよね？そう思わない？」
「急にどうしたの」
「いや、だってさ、俺達は愛してるって言うじゃん？でも、みんなに伝わるとは限らないじゃん」
「いや、だから、急にどうしたの」
「だからさ、俺はやっぱり言葉よりは行動かなって」
「うん、そうだね。で、何かあったの？」
「うん、だからね、俺は愛してるとかよりも………」
―――チュッ
「はは、伝わった？俺の気持ち」
つまり、キスがしたかったということですか？
「何で、不貞腐れてるの？またして欲しいの？」
「……っ！キボムのバカ！」
ちょっぴり意地悪な彼だけど、そんなことをしちゃう彼がやっぱり愛しい。
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