時の雫*
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『それにしても…広いなぁ』
羽流はぞうきんを手に持ちながら自分の周りを見渡した
此処は真選組の屯所
銀時の頼みで真選組の掃除の手伝いに来たのはいいのだが…
まさか屯所の掃除全てをたった3人でやる事になるとは
しかも男所帯なだけに汚い
それなりに掃除はされているが床にも埃がうっすらと積もっていた
「それじゃぁ掃除はよろしく頼む!俺はお妙さんに会ってくるからな」
局長に挨拶に行った時のこの言葉
本気であのゴリラを殺そうと思った
それは羽流だけじゃないようで冬和も自らの銃をチラつかせていた
さすがに真選組で殺しはまずいと思い必死で止めたが
『ちょ、羽流ちゃん見てよコレ!冷蔵庫に大量にマヨネーズあるんだけど!』
『兄さん!勝手に開けると此処の人達に怒られるから!!!』
…前途多難だ