オレンジ!
□01話
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これが日常。私は白ひげ海賊団と共に、世界中の大きな広い海を旅する。
出会いは数年前、は私は白ひげに拾われた。白ひげ海賊団の皆はもう家族も同然で、白ひげは私のお父さんみたいなものだ。
髪薄やフランスパンや色んな人に怒られて、エースと喧嘩するのも私の日常。
そんな関係が、ずっと続くと思ってた―
『ちょ、いつまで怒ってんの』
「ずっとだずっと!」
ムッスーとするエース。それを見て私は苛立ちを感じ始める。
何さ何さ、ご飯作らなかったぐらいで。てゆか何で私が作らなきゃいけない事になってるんだろう。
よし、私は知らない。関係ない。
『「あー腹減ったー!!」』
…………。
『うっわハモった!うっわうっわ!』
「んだとコラ!大体腹減ったって…お前が作らねぇから悪いんだろ!」
『はぁ!?何で私のせいなのよバカ!バーカバーカ火バカ野郎!』
「誰が火バカ野郎だ!立ったまま寝てただぁ?んの、おっさん女!」
『上等じゃコラ』
歯をギリギリとさせて睨み合う。誰がおっさん女だ失礼な!何で私のせいなんだ。
『フンッ』と鼻を鳴らし、お互い背を向けた。
エースなんて知らない。こんなやつ見たことも聞いたこともない絶対ない。
「おーい夕飯だぞ」
『「!!」』
「今日は肉だ」
『「肉!食べる!!」』
目をキラキラ輝かせた。
お腹が空いてるからだろうか、こんなにも晩御飯が愛しく感じるには。しかも私の大好物の肉。
『肉肉肉!きたきたきたーっ!!』
「おれ腹減って死にそうだったぞ!」
『死んだら肉食べれないじゃん!』
「あはは!それもそうだ!」
私はエースの背中をバンバン叩き、エースは私の背中をバンバンと叩く。
笑いすぎてと空きすぎてお腹が痛い。
エースと私の笑い声はしばらく続いた。
「…お前ら仲いいのか?悪いのか?」
サッチが呆れたサルみたいな顔で聞いてきた。笑いすぎて目に涙が溢れ、それをふきながら笑いを抑えた。
「いっそデキてんじゃねェのかよい」
『「ないないないない!」』
マルコが面白い事を言うから、また笑けてきた。
私がエースと?ないないないそれはない。エースと私が手繋いだりチューしたり?想像しただけてちょっと…いや、かなり面白いじゃないか。
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