禁書短編.

□私だけの―――
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私の元に当然のように帰って来てくれる貴方―――


“ありがとう、大好きだよ”



私はただ、その一言が言いたかった…









いつものように目を覚ますと、またいつものように台所の方から料理をする音が聞こえてくる。



んんーっ!と一つ大きくのびをし、台所で料理をしている少年に話しかける。




「とうま、おはようだよ」




「おう、インデックス。んな眠そうな顔してねぇで顔でも洗ってこいよ」




「むっ、そんなこと言われなくとも分かってるんだよ!」





こうやって言ってくれることも彼の優しさなんだと、私は知っている。





誰かが困っていたら何がなんでも助けに行く。




そんな彼のことを私はいつしか好きになっていた。




きっと私の他にも彼の事を好いている人はたくさん居ることだろう。






だったら今、誰にも取られないうちに…と、考えてしまう自分が嫌だった。






でも、一つだけ。





これだけは譲れないことがある。






それは―――――










「インデックス、ご飯出来たぞー」














私だけの特権?なんてね(笑)










end




〜あとがき〜

上イン初書きですた!!



これでいいのか上イン…



ってことでノシ

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