バイオハザード5

□第四章
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先に進んで行くと広いところに出た

『何か出そう…警戒して歩かないと危ないかもね』

「そうね」

「あぁ」

そう言い警戒して進んでいたが急に地面が揺れた

『な、何』

「地面が揺れてる」

「シェバ、 ミリヤ地面が崩れるぞ」

クリスがそう言った時やはり地面が崩れはじめた
私は上に捕まりシェバの手を掴んだ

「大丈夫か!」

『なんとか』

そうは言ったが掴んでるところが少しずつ崩れ始めてきた
クリスは一生懸命手を伸ばしていた
するとシェバが

「私を離して」

『そんなことできるわけない』

「大丈夫後で合流するから」

『一人じゃここは危険、だったら私も一緒に』

「大丈夫、 ミリヤはクリスと行って後で必ず合流を」

そう言いシェバは私の手を思いっきり振り切り下にいってしまった

『シェバ!』

「シェバ!」

私は下をずっと見ていたが

「捕まれ」

クリスの声に手を伸ばす
そして引き上げてもらった、だがシェバが気になって仕方がなかった

「シェバなら大丈夫だ」「早く先に行ってシェバと合流しよう」

クリスは私の肩に手をおきそう言う

『…そうだね』

私はそう答えクリスの後に着いていく

先はやはり険しかった

「大丈夫か?」

その度にクリスは後ろを振り返り私に声をかけてくれた

険しさを超え少し楽になった

「ここら辺で少し休憩しよう」

『休憩しててもいいの?早くシェバと合流しないと』

「早く合流出来たとしても体力がなかったら万が一の時何も出来ない」

『でも』

「シェバなら大丈夫だ」

そう言いクリスは私の手を引き引っ張った
私はその衝撃で倒れそうになるがクリスが受け止めてくれてそのまま横にすわらせてくれた

「少し休憩したらシェバと合流をするために先に進もう」

『…うん』

「その間少し聞きたいことを聞いていいか?」

『…答えられるものであれば』

「それでも構わない」

『それで聞きたいことって?』

「俺達と会う前何をしていたんだ?」

『ずっと戦ってた』

「一人でか?」

『そう一人で』『でも生存者が居た時は生存者と行動してたけどすべでやられただから一人』

「そうか…」

『でも気にしてたら駄目だから気にせずここまで来た生存者には悪魔呼ばわりされたけどその人も結局居なくなった他から見たら酷い奴かもね』

「そんなことはない」

『…慰めはいらないよ』『クリスなら生存者を見捨てないかもね私だったから…ううんなんでもない』

「…見捨てるのはあれだが自分が生き残らなければ他の生存者も見つからない」

『そう言う考えもありかもね』

「だから自分を追い詰めるな」

『クリスがよく言うよ』『クリスじゃ説得にもならないよ』

「俺だから」

『シェバだったら説得力とかあったかもね』

そう笑いながら言うとクリスも笑い返してくれた
私は心で凄く思ったクリスは私が何も話さなくてもきっと信じてくれるクリスは優しい人だそれに私のことをよく考えてくれてる

「そろそろ行くぞ」

『そうだね』

私達はまた仲を深め先に進んで行く
この時シェバに少し感謝していたのは言うまでもない




END
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