Happy Birthday
□君に手が届かない。だから、早くこの愛を忘れたいよ
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君と結ばれるなんて無理なんだ。
弱気な僕がいた。
いつもなら強気で自信に満ち溢れていて、狙った獲物は逃さない。
カリスマ、ユノ・ユンホ。
だけど君を仕留められる自信が無い。
僕と君の年の差は10歳。
君にとっての僕なんておじさん。
そんなとき後輩のテミンから相談を受けた。
“***が好きなんです。どうすれば落とせますか?”
テミンと君の年の差は3歳。
丁度いい感じの差。
実際***も随分テミンと仲良さげ。
この気持ちを忘れて、テミンの応援をしよう。
そう決心したのに、
君は僕の心の中を掻き乱す。
『オッパ!アタシSHINeeとしてデビューすることに決まりました!』
突然の君のデビュー。
しかもテミンと同じグループで。
今まで以上に仲良くなるテミンと***。
そんな2人を見るのが苦しくて…
なるべくSHINeeたちに顔を出さないようにしてた。
それなのに、まさかの番組でSHINeeと共演することになった。
「***ちゃん、初めまして〜もうSHINeeには慣れた?」
司会者が質問して、淡々と答えていく。
今日はSMEのスペシャルで
僕ら東方神起の他に***のいるSHINee、SUPER JUNIOR、少女時代、f(x)、そして最近デビューしたばかりのEXOもいる。
「***ちゃんのお気に入りな先輩は?お気に入りというか仲の良い先輩かな」
そう司会者が質問した。
どうせいつも仲良く騒いでるチャンミンかイトゥギヒョンだろうな〜
なんてボーッと***を眺めていたら目が合った。
『ユノオッパです』
少し照れながら言う君。
僕は君を諦めようと踏ん切りがついたのに
どうして君は僕の心をこんなにも掻き乱すの?
だから、早くこの愛を忘れたいよ。
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