Happy Birthday

□焦がれる気持ちに動かされていくんだよ
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「好きです。付き合ってください!」


告白されることは何度かあった。

そりゃ東方神起ともなると、女は嫌なほど寄ってくる。


「ごめんね。でも、ありがとう」


僕は毎回、毎回断った。



だって僕は君が好きだから。




出会いは本当に些細なこと。


僕らが色々問題があった時期に君が来たんだ。




君は韓国と日本のハーフで

スタイルがとても良くて

優しくて、可愛くて笑顔が似合う




丁度、韓国に家族で旅行に来ている時にスカウトされたらしい。



君の噂は練習生はもちろん、僕たちにも流れていた。


日本のハーフで綺麗で歌もダンスもずば抜けてる奴がきた!



そういう噂。



僕は噂なんかあまり気にしない性格で

その時もそれほど気にならなかった。




でもある日


君の歌声が聞こえたんだ。



練習室から響く美しい声


そこに行くと君が居て


本当に気持ち良さそうに歌っていた。





それから君が気になり始めて

マネージャーに君のレッスン日を調べてもらった。



君にダンスを教えると言って

君のレッスンを時々覗きにいく。



それから君との距離が縮まって

僕は君のことが好きなんだ

と気付いたんだ。





でも君は15歳。



付き合うことも出来ないし

結婚なんてもってのほか。




だけど僕は君が大好きで


君への想いが押さえきれなくなる一方で



君に想いを伝えたいのに伝えられない。



僕は焦がれる気持ちに動かされていくんだよ。





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