Words
□え、僕のこと好きなの?
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「いい加減告白したらどうですか?今日はヒョンの誕生日だし」
歌番組での待ち時間。
チャンミンがアタシの楽屋に遊びに来た。
最近のチャンミンは、アタシに告白しろ、告白しろと言ってくる。
『そんなこと言われたって、無理だよ』
「なんでそんなこと言いますか?お?言ってみなきゃわからないでしょ?」
…わかるもん。
だって、ユノには彼女がいるんだよ?
『彼女いるじゃん、ユノ』
「まぁ、そうですね」
***ヌナがユノヒョンに告白しないって言うなら
と、チャンミンが前髪を横に流す。
「僕と付き合ってくださいよ、***ヌナ」
まさかの、一言。
『え?チャンミナ?』
「ずっと前から好きなんですよ、ヌナのこと」
チャンミンが、まさかアタシのことを好きだとは思わなくて
「ヌナの相談を受けるたび、イライラしてました」
って、チャンミンは笑うけど
好きな人が好きな人の話をしてるのを聞くなんて、どんだけ地獄か。
アタシはチャンミンに罪悪感が生まれた。
『ごめん。チャンミン』
「何で、ですか?」
理由を答えていいのか、悩んでいれば
「キッパリ言われたほうが諦めつくんで、きちんと言ってください」
チャンミンが悲しい顔をして、無理矢理笑う。
『ごめん、チャンミナ。アタシはユノが好き』
ガチャ
アタシの発した、ユノが好き。と同時に楽屋の扉が開いた。
「…え、僕のこと好きなの?」
聞こえる声は…
『っ!ユノ!』
ユノだった。
「***、今なんて?」
『えっと…』
「ねぇ、僕のこと好きなの?」
もう逃げられなくて
『う、うん』
頷く。
そうすれば、
「僕も好きだよ、***!!」
いきなり抱きしめられて
アタシはいつの間にかユノの腕の中に、すっぽり。
いきなりの出来事に頭がついていかなくて
頭の中がごちゃごちゃになる。
あ!
『ユノ、彼女は?』
「あーあれ!」
ってユノが笑って
「あれは嘘だよ」
って。
頭の中に?が浮かぶ。
そしたらチャンミンが
「僕のアドバイスなんです」
って、ニヤニヤしながら言った。
もしかして、こいつ…
『アタシに告白したのって…まさか』
「やっと気付きましたか。感謝してくださいよ、***ヌナ」
では、2人でごゆっくり。
笑いながらチャンミンが去っていった。
「はぁー!やっと***と付き合えた」
って、白い歯を見せて笑うユノ。
「ねぇ、キスしていい?」
アタシが頷く前にユノのキスが降ってくる。
「収録終わったら、***んち行っていい?」
『いいよ。最初から誘おうと思ってたし』
って。
想いが通じ合ったユノの27回目の誕生日。
『ユノ、誕生日おめでとう』
(来年も再来年も君の隣で君の誕生日を祝いたい)
Happy Birthday Yunho !!
2013.02.06