School Love
□授業中の教室で
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教室の窓際、1番後ろの席なアタシ。
外では楽しそうに1年が体育をやってる。
あ、あの人この学校で結構人気なジョンヒョンとか言う人だー。
なんて外を眺めていた。
「あぁ゛もぅっ!意味わっかんね!」
いきなり目の前の人が大声をあげて
『きゃっ、』
アタシはびっくりして叫んでしまった。
『あはは、***ごめん』
って目の前で笑う男の子は凄く可愛い笑顔で笑う。
「お詫びに今日の放課後デートしよーか」
なんて、何もかも自分で勝手に決めちゃう。
そんなわがまま王子のヒョクチェにアタシはメロメロ。
もう半年くらいヒョクチェを想い続けてるアタシ。
ヒョクチェに話しかけられるだけで、もう胸がドキドキする。
「ふふ、***そんなに嬉しい?」
俺とデートできるの?
右の口角を上げてニヤリと笑う。
『ちがっ!そんなんじゃないから!デートなんか行きたくない!』
「はぁ、いい加減素直になったらどうなの?」
って、ヒョクチェは面倒臭そうな顔をする。
『素直です!』
そう言えば、ヒョクチェは
「はぁ…」
と溜め息をつく。
「俺、***が好きなんだけど」
いきなりヒョクチェの口から出た、その言葉。
『何言ってるの!?』
「ってことでデート決定ね!」
やっぱりわがまま王子な彼。
『わがままなヒョクチェの為に行ってあげるよ。デート!』
授業中の教室の片隅で想いが通じ合った2人...
(おーい。イ・ヒョクチェ前見ろ!)
(ごめん、ユノちゃん!)
(ちょっ、ヒョクチェ!ユノ先生のことユノちゃんとか言わないの!)
(イ・ヒョクチェ〜ユノちゃんとは、お前も偉くなったな〜)
(ごめん!ユノちゃん、あっユノ先生!許して!)
fin.