School Love

□カーテン越しに囁く声
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ソロ歌手としてデビューして、仕事にもやっと慣れてきた頃。


「最近デビューしました。SMエンターテイメントのEXOです」


デビューしたばかりのEXOが挨拶にきた。


初めてみた彼ら。
本当に身長が高い。



一人一人挨拶をして、最後の一人になった。



「EXO-Kのマンネ、セフンです。よろしくお願いします」


この声…


『君、もしかして…ソウル公演芸術高校?』


保健室でいつも話す彼の声だ。


「はい。ヌナ、やっと会えた」

そう微笑むセフンくん。


『セフンくんだったんだ』

「ずーっと後悔してました、僕」

そう言うセフンくん。


「ヌナと話していくうちに名前も顔も知らないヌナに惚れました。馬鹿ですよね、僕」

高校ではタメ口だったから、少し妙な感じがするセフンくんの敬語。


「ヌナが出てた音楽番組を見て、ヌナの声を聞いてもしかしたらって思ってました。だけど僕、臆病だから」

なかなか話しかけられなかったんです。よかった***ヌナに会えて。


そうセフンくんが笑った。


「今でも好きです。***ヌナ」

そう言う君をメンバーがヒューヒュー言って冷やかす。



『セフンくん、アタシもずっとセフンくんが気になってた。何で名前聞かなかったんだろうってずっと後悔してた』

「本当ですか?」

『うん。今日、セフンくんに会えて良かったよ』


『アタシもセフンくんが好きです』


そう言えばセフンくんがアタシを強くギュッと抱きしめた。



fin.
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