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□伝わる指先の熱に君を好きだと自覚した刹那、失恋決定
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めんどくささ半分、眠気半分の僕。
僕の部屋で真剣に僕に話す***ヌナの話なんて
悪いけど1つも頭に入っていない。
ただ呪文のように右から左へ流れるだけで
曖昧な相槌だけしてたらヌナにキレられた。
『ねぇ!話きちんと聞いてよ!』
「***ヌナ、もう眠いんですけど僕。明日撮影早いんで5時起きなんですよ」
そう言えば
『じゃ寝なきゃいいじゃん!だってすぐに5時になっちゃうよ?』
なんて言う。
今、時計の針は3時30分を回ったところ。
寝れてあと1時間半か…
じゃ、寝なくても…
なんて思っても
「僕はアイドルなんです。アイドルは顔が命!クマができたらどうするんですか?だから寝ます。じゃ!」
そう言って布団に潜る。
『じゃあ、帰るね。ばいばい』
ヌナのその言葉を最後に眠りについた。
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