Story

□君が好きV
1ページ/1ページ



なにやってんだろあたし…

弱ってるの理由にたかみな引き止めて、しまいには抱きついて。



「敦子」

「…ん?」

「今だけじゃなくて…ずっと傍にいるよって言ったらどうする?」


「…え?どういう意味?」



ずっと傍にいる?

ずっとって…?


たかみなの顔を見れば耳まで赤く染めながら、しゃべり続ける。



「だから、その、おばあちゃんになっても傍にいてもいいかな?」

「それは…友達として…?」


「違う…こ、恋人として?」



何かの聞き間違いだろうか。

これって…たかみななりの告白?



嘘でしょ?



「…陽菜はいいの?」

「なんでにゃんにゃん?」


不思議そうに笑うもんだから、それ以上何も聞かずにあたしは笑った。

なんだ…あたしの1人勘違いだったの?




「たかみな…好きだよ」

「えっ!?」

「そんな驚かなくても…ずっとアピールしてきたのに…」

「ええっ!?いつ!?」



あきれた。

やっぱり気づいてなかったんだ。




たかみならしい…



「で、たかみなは?」

「へ?」

「あたしのこと…どう思ってるの?」


「…す、好きだよ…?」




あたしもそんな君が好き。






End

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ