原稿
□本当は…
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ユウが風邪を引いた。
何度傷ついても、死にそうになってもピンピンしているユウが、ぐったりしていた。
｢ユウ…｣
そう呼んでも、荒い息を吐くばかりで何も返事はなかった。
今はそっとしておこう…
ユウの部屋を後に、書庫に向かった。まだ、読まなきゃいけない書物がたくさんあるのだ。
誰もいない静寂の中。
窓から刺す光に当たって、二人掛けソファーを独り占めして読書をする。
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ｶｽﾀﾏｲｽﾞ
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