原稿
□君の存在意義
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ラビの様子が変わった…
つい最近までベタベタしつこかったくせに…ある任務から帰ってきてから俺を避けるようになった。
まぁ、俺はウザイ奴が消えて清々しているが。
それでも少し…寂しかった。
俺が部屋で寝ているとドアの向こうからラビの声が聞こえた気がした。
耳を澄ますと…
「…まだ、アヤツに関わる気か。ラビ」
「これで…最後さ…」
「人に依存しすぎるな。お前はそれをあまくみたから、命を落としかけたんじゃろうが。」
(えっ…俺のせいで…ラビが死にかけた……?)
扉の向こうで話していたのはどうやらブックマンとラビのようだ。