イナゴ

□水も滴るいい男
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ザァァァアアアア
と、激しく地面に落ちる 大粒の雨
いきなりの雨で、俺と剣城は剣城の家で雨宿りをした
天「ごっめんねー☆」
京「謝る気ねぇだろ」
ズバッ と、言うね 剣城は
京「…」
剣城はタオルを俺に渡して
TVをつけて、ソファに座った
俺も隣に座って キョロキョロと辺りを見渡しながら言う
天「おうちの人は?」
京「いねぇよ」
天「え?」
京「仕事だよ、仕事」
天「あ、あぁ〜」
…あれ?という事は…
も、もも、もし、もしかして…
天「ふふ、二人っきり///!?「お前、今なに想像した?」
京介は俺を見向きもせずツッコム
そして「この雨、通り雨らしいぜ」と、言う
恐らく…いや、絶対それは絶対俺に向けての言葉なんだろうけど…
俺は聞いてなかった
京介は何故かあんまり濡れなくって…
髪が少し濡れたくらい 只、それだけ
だから、髪から少し雫が垂れてる
俺はそれで、なんだかmrmrしてきて…
京「ま、松風///?」
京介を押し倒してたんだ
京「お、降りろ!俺から降りろ!」
降りろって言われて降りないよ?俺は…
天「剣城………きょ、きょう、すけ……京介、京介…」
只管京介の名を呼ぶ
京介の頭の中はきっと ぐるぐるしてて、パニック状態だろう
天「京介、好き、好き、大好き…大好きだよぉ」
好き好きいいながらキスをする
何回も何回も
その場所は様々で…
頬、額、首筋、唇、
京介も嫌がってる様子もなかったし…
このまま、キス続けよう
京「ま、松風… ちょ、くす、ぐってぇ…」
京介って首が苦手なんだなぁ
天「首がいいの?」
俺は人差し指でツゥーと京介の首を触る
京介は「ひゃあ」とか女の子っぽい声出して
…可愛いなぁ
天「京介、可愛い」
京「は、はぁ!?」
天「さっきの声、すっごい可愛かった!」
俺はそういいながらまた首を触る
京介は声を押し殺して…
その頑張ってる顔もたまらなく可愛い♪
京「っくそ てめぇ、何で俺より力、つえぇんだよ!」
天「うわぁ/// 俺、京介と恋人つなぎしちゃったよ!「何喜んでんだ!」
顔を赤くして、俺に怒鳴って
そんな表情も可愛く思える
敵なんだけどなぁ
俺、京介依存症かもしれないなぁ
なんて思う
そんな俺の隙をついて 俺から逃げる
窓の方を指差して、
京「ほ、ほら!もう晴れたから帰れるだろ!」
って言う
確かに、窓の外にはさっきの大雨は嘘のように晴れていて
太陽…が、沈みかけていて オレンジ色の空がそこにはあった
帰んなきゃねぇ って、思う
だから、京介に近づいて
天「じゃ、また明日」
って、さよならのキスをする
何回も、さっきみたいにキスをする
京介はもうホントに大人しくって、目を瞑って、顔を赤くして
一回やめる、恐る恐る目を開ける、また、最後のキスをする
これ、ディープキスって言うんだよね?
苦しそうな顔するから離してあげる
ほんとにもうさよなら また明日
天「やってほしかったら 学校でもやってあげるからね^^」
って言って家を出る
外からでも聞こえる大声で、京介は、
京「やってもらいたくねぇし!」
って、怒鳴る
……
ま、京介の承諾無しでやっちゃうどね★
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