名探偵コナン

□仕返し
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「海咲ー」

「ぐえっ」


やば、可愛げのない悲鳴だしちゃったよ


「…いきなり抱きついてこないでくれる?」

「大丈夫だって、誰も見てねぇよ」


「そういう問題じゃないんだけど!」


てかそりゃそうでしょ快斗の家なんだから。



学校で快斗が
「今日晩御飯作ってくんね?」って言うから
わざわざ快斗の家まで来て調理してやってるってのに…


ぎゅー


こんなくっつかれたら
料理のしようがない。


さっきからどさくさに紛れてつまみ食いばっかしてるしね。



「…ちょっとテレビでも見てきたら?」

「今日いい番組やってねーし」


…頼むから見に行ってください。

最近快斗が積極的すぎて焦る…焦りまくる


学校でも普通にくっついてくるし。



「快斗、私にも一応羞恥心ってもんがあるんだよ?」「ほぉ」

「ほぉって何よほぉって」


「てかさ、お前…今冷蔵庫から出したのっ…て」

「?魚だよ」

「!!
ぎゃあぁあぁぁ!
俺が死んでもいいのか!」

「魚は体にいいんだから食べなきゃ駄目!
最近コンビニ弁当ばっかなんだからなおさら食べなきゃ駄目よ」

そうやって快斗の顔に魚を近づけると
「ぎゃぁぁああ!やめろ!」と私から手を離し、悲鳴を挙げながら去って行った。


「助かった…」

これからは魚いつでもポケットに入れとうか。


そんな無茶苦茶な事を考えていると

「あ」

ある事をひらめいた。


「フフフフ…
快斗、いつもの仕返ししてやる」


不気味に笑いながら料理を作り終え、
快斗の居るリビングへと向かった。

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