ごった煮

□土方発見
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「よぉてめぇら、
随分と楽しそうな話してるじゃねぇか」


「……帰ってくださいよ
なんかこの展開すごくベタだし
読者絶対今溜め息ついたよ」


「謝ってください、ここに来たこと」


「あと生まれてきたことも」


「名!!総司!!
…っ土方先生すみません
元気を出してください
今の俺には土方先生が必要です」


「(…俺はなんで生徒に慰められてんだ)」


土方先生はゴホンと咳払いして
私たちを問いただす


「で、俺の何が気に食わないんだ?」


「存在自t「回答次第では叩っ切る」


「副長!!私闘は切腹になります!!」


「一!!副長じゃなくて土方先生!!」


「名!!ツッコミするのそっち!?」


…え?どっちですか土方先生…


「3人でボケて3人でツッコミって…
土方先生と漢字に続いてイライラするね」


「…総司ー、その"漢字"って?」


聞き捨てならない部分もあるが
それはスルーしておこう
私が聞くと彼はおもむろに
ノートに何かを書き出す
そこに書いた漢字、それは…


「「「傲慢?」」」


「うん、さっき調べたやつ。
これイライラして殴りたくなる」


「私にはその感性が分かんない」


「名は馬鹿だからね。
仕方ないし、期待もしてないよ」


「………」


「…総司、ちゃんと説明しろ」


土方先生が眉間に皺を寄せて問う

…そして誰も私のフォローにまわらない。
何故だ。本能のままに生きすぎだろ。
リップサービスくらいしてみろ。


「ほら、イライラの原因」


『傲慢』


「一文字目の真ん中に"土方"って
書いてあるでしょ?」



土方発見

「「「………」」」

「あっはっはっ!!それ感動!!やばいよ総司!!」
「名!!感動じゃなくてそれは爆笑だろうが!!」
「素晴らしい熟語ですね土方先生!!」
「ふざけんな!!トラウマになるだけだ!!」



2011825

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