中編
□永久に
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私には恋敵がいる。
まぁ、私も年頃なので好きな人がいる訳で。
私の恋敵は、
「ジェームズ・ポッター!」
くりんくりんの駄眼鏡男だ。
名前を呼ぶと同時にアグアメンティなるものを使いくりんくりんの頭を濡れさせた。
ちなみに傍にいた愛しのプリティキュートな親友であり私の思い人のリリーは無事だ。
「リリー!大丈夫だったかしら!
あの毛虫みたいなみのむしみたいな眼鏡に何もされてない?」
リリーがふわっと笑って大丈夫よ、貴方が助けてくれたから、と言う。
地上にいる天使…!いや、神、神様がここに…!
ああ、愛しのリリー!なんて美しいんだ!私のエンジェル!はあはあ。
「あ、菊花大丈夫?鼻血が…」
罪つくりな天使だぜ…!
「大丈夫大丈夫、クソポッターにやられただけだから」
「そんな…ポッター、貴方やっぱり最低だわ!」
「待ってリリー、すごい濡れ衣だよ」
「ちょ、クソ、お前リリーに近づくな。濡れてんだから。
まじきもい。何で濡れてんの。一人で何濡れるようなことしてんの」
「まさかと思うけどクソって僕の事じゃないよね?」