照らす太陽

□11枚目
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これはこれは・・・
なんと言うか

『すごいな・・・』
ル「でしょう?」
マ「あら珍しい。
坊ちゃんが昼食時に来るなんて」
『ルカにさんざん言われてな』

まだ俺たちしか来ていないのだろうか
少なくともパーチェは来ていない
もしあの男が来ていたら、今ここにこれらのご馳走は残っていない

リ「お嬢、早く来いよ!」
ノ「急かすな。
フェルは病み上がりなんだぞ」
フェ「今行く!」

仲良し三人組が、いつものように
今までのように廊下に声を響かせながら走ってきた
その奥にはデビトとパーチェの姿も見えた
ダンテは来るのだろうか

『あー・・・ルカ。
やっぱり俺は』
ル「逃がしませんよー」

がっしりと肩を掴まれ、逃げられない
諦めて席に着いた

フェ「あ、兄さんも来てくれたんだ」
『朝からさんざん言われたから』
フェ「忙しいのに、無理言ってごめんなさい。
でも、すごくうれしい」

俺の隣の椅子を引くと、当然のように座る
その向かいにはリベルタが、反対側にはノヴァが座る

デ「なァんだよ、バンビーナの周りをがっちり固めちまいやがって」
パ「まあまあ。
席は早い者勝ちなんだし、仕方ないでしょ」

おのおの席に着き、あとはダンテとジョーリィが来るのを待つだけ
まあ、ジョーリィは来ないだろうとは思うが

ダ「ほぅ、珍しいな。
坊ちゃんがこんな時間に」
『マーサにも言われた。
人を珍獣扱いするな』
ダ「それはスマンな」
パ「ね〜え〜、もういいでしょ?
オレもう限界!!」

すでにナイフとフォークを構え準備万端な様子
思わず吹き出してしまったとしても、俺は悪くない

ダ「それじゃあ、お嬢さんの快復を祝って

サルーテ!」
「「「サルーテ!!」」」
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