うん…―――
気付いてたよ
君が私を見てないこと、
でもね、
知ってても知らないフリをすることは大切だと思う
だから、私の視線を
知らないフリを
していてよ



泣いている君を見つけた
背中しか見えなかったけど、
確かに泣いてる
僕にはどうして良いか分からない
そんな気持ちと裏腹に、
僕の体はひとりでに君を抱き締めた



君はズルい
こんなにも
あたしの心を締め付けているのに、
アナタはニコニコ、
微笑んでいる
どうしてかな、
そんな笑顔が、
憎めないの



嘘吐き!
傍にいるって言ったのに!
愛してるって、
言ったのに……
どうして、アナタは嘘を吐くの?
だったら、
最後のキスも、
嘘だった、って言ってよ



君の隣にはいつも微笑んでいる奴がいる
手榴弾を投げつけたかったけど、
バズーカを打ち込みたかったけど、
君がいるから、
笑っているから、
仕方がねぇや



アナタの傍には彼女がいる
アナタも彼女も
笑っている
私も笑おうとするけれど、
なんでかな
うまく笑えない
ポタリと落ちた
ヒトシズク















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