×ナツ

□女装しますた。
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「えっと…。」
誰かがボソリと、絶望に満ちた声を漏らした。
…それもしょうがねぇだろう。
なんせ、俺たちの目の前には、フリルとレースの山があるんだからなァっ!!
ハ、ハハっ。
ヤベエ…なんか声を出すことさえ、億劫になってきた。
あのナツでさえも、顔面蒼白にしてブルブル震えてやがるし…。
――それもしょうがねェ。ギルド主催のとあるレースで、最下位になった俺ら…ナツとガジルとジェットは今から、女装写真を撮られるんだからよォ、こん畜生がっ!!
つか、いくら罰ゲームとはいえ、さすがにやりすぎだろう。
じーさんは何考えてンだよ!?
言葉にならない怒りに震えていると、ふいに部屋の扉が開いた。

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