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□求道者
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恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり
人知れず 思ひそめしか


逢ひ見ての 後の心に
くらぶれば
昔は物を 思はざけり



あはれとも いふべき人は 思ほえで
身のいたづらに
なりぬべきかな



嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は
いかに久しき
ものとかは知る
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