青春の華

□07
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「……………」
「そんなにあからさまに落ち込むなよ」
「要っちの言うとおりだよ!!」
「大丈夫ですって!!祐希君の思いは伝わってますから…」
「……でも、伝わってたらこんなに苦労してないけどね」
「そ、それは…」


おどおどする春を横目に俺は溜息を付いた


「そうだよ…侑那さんはクラスでも元々あんな感じだし…」


そう言ってフォローを入れてくれる悠太を見る

そっか、侑那さんと悠太と春は同じクラスだったね

いいな…侑那さんと同じクラス……


「…………!!!」

「どうかしましたか?祐希君」

「良い事思いついた」



『???』


俺の考えに誰も分からないのか頭に?を浮かべるのだった






























「……エェェェェ!!!!入れ替わり!?」


次の日の朝、悠太に頼み込んで俺は悠太と入れ替わりをした

勿論ばれない様に前髪まで分けて慣れないブレザーを着た

我ながら完璧だと思う











………見た目だけ



「ですけど……!!」
「俺も止めたんだけど祐希が『侑那さんと一緒のクラスに一日だけならせて』って聞かなかったんだよ…」

「下らねェ理由」

そう吐き捨てた要の脛を蹴る

「イテ!!」

後ろで痛がる要を無視して学校の校門を俺は潜った



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