雪泡の宝

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「隊長〜!!」


そう叫んで前方に見える沖田隊長にしがみ付こうとしたけど

途中で頭を掴まれて私の突進は断念された








「今日も朝露が滴る椿の葉のようにつややかで美しいですね!!」

「良くもまぁ、毎日そんな歯の浮くような言葉が言えやすねィ」



「それはもう隊長の為ならどんなことだって言いますよ!!」


胸を張ってそう言うと隊長は溜息を付いた


「おい、燐華」
「ハイ」


「行くぞ、お前が必要だ」





「え……隊長ってば…」


そう言って頬を染めれば頭を叩かれた


「ふざけるな」
「だって隊長が……」





「万事屋の旦那の釈放しに行くのにお前が手続きするんだよ」

「あ〜なるほど」



でも隊長が私を必要をしているならたとえ天国でも地獄でも私は行ってやりましょう!!



そう言うと隊長が笑ったような気がした

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