出会いはいつも衝撃的

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「この通り頼む!!」


子供たちと神威が不在で一人で隠しておいたバームクーヘンを食べているとき銀ちゃんが家に押し掛けた

「ヤダよ、神威にバレたらこっちが困るの!!」
「良いだろ、こっちだって命が懸ってんだよ」
「別にいいじゃん、どうせ残り少ない命だし」
「違います〜銀さんは不死身です〜」
「ところで何バームクーヘン食ってんだよ」
「いいじゃねェか」
「全然、この家族から死にものぐるいで隠しきった奇跡のバームクーヘンだよ」
「あー……まぁ、ドンマイ」
「だから食うな」




「兎に角今日だけでいいから!!」
「嫌だよ」
「頼む!!」

銀ちゃんが土下座をする



そもそもなぜ銀ちゃんが妹分である私に頭を下げてるかというと




「頼む!!今日だけキャバ嬢して下さい!!」


………………………という事なのです


「このまま人が集まらなかったら俺あのゴリラハンターに殺される!!」

因みにゴリラハンターは妙ちゃんの事だ

どうやらキャバ嬢が全員流行の風邪らしく、キャバ嬢が足りないそうだ
で、何人かは集まったらしいけどまともな奴が全然居ないから

知り合いで常識がある程度備わっている私に白羽の矢が立ったらしい




「いいじゃん、殺されれば」
「ヒドイィィイィィィィイィィィ!!」






「はぁ…分かったよ」
「え?」
「行けばいいんでしょ」

昔は一応お世話になったし

「花奈はやっぱり優しいわ!!」
「調子に乗んな」



抱きついて来ようとした銀ちゃんにアッパーをかましたのは条件反射だ





































「やっぱひどいかも………」ガク
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