出会いはいつも衝撃的
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こんにちは我が家の常識人神良です
今日は僕たちの通う寺子屋の参観日です
周囲の子達もみんなそわそわしています
え…僕…?
僕は正直何時もの通りにしておけば多分良いと思うのでそのまんま頑張ろうと思います
神南は張り切っている様で念入りに髪を梳かしたりしています
続々と集まってくる保護者を横目に今日の参観日の内容の算数の教科書をだした
「神良」
読んでる本から目を離すとそこにはクラスメイトの遠藤がいた
「何?」
「今日お前の母ちゃん来るのかよ」
「来るよ」
「でもよ〜、お前の父ちゃん見た事ねェケド居るのかよ」
「…居るよ」
見下すように見てくる遠藤に溜息を付きながら答える
「何溜息ついてんだよ」
「別に、こんなバカの相手するのがメンドクサイなって思ったら自然に出ただけ」
「〜〜〜ッ!!」
怒って来る遠藤
「ちょっと、何私の弟に手だそうとしてんのよ」
「あ、神南」
神南が会話に割り込んできた途端遠藤の顔が赤くなる
ここで簡単に説明すると
遠藤は神南を好いている
だけど、神南はタイプではない…という事で双子の俺にやたらと突っかかって来る
全く、迷惑な話だよね
『ハイ、授業始まりますよ』
そうにこやかに笑顔で言う先生
こうして授業は始まった
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