儚く恋しい“波乱万丈”

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光「ココが…“げーむせんたー”なる場所ですね」

光秀は成る程という顔で、ゲーセンの看板を見つめていた。


まぁ、光秀だけじゃ無いんだけど。


政「Oh!!これがGameCenterか!!」

幸「賑やかでござるなーッ!!」

佐「ハイハイ、旦那。目をキラキラさせんのはいいけど、あんましはしゃぎ過ぎないでねー」

小「政宗様もでございますよ?」


おぉ…ッ!!生オカンに、生オトンだ…
ちょっと感激。


就「…フン。下劣な者ばかりおるな…」

「じゃあ、元就だけ帰る?」

就「何も帰る等とは言っておらん。…というか夏流。貴様は何時から我の事を呼び捨てにしておるのだ?」

親「今更じゃね?毛利よぉ」

就「貴様には聞いてない」

半「まぁ。出来るなら僕は、静かなトコがいいけどね」

「あー、ハイハイ。じゃあ、隣の古本屋にでも居なよ。元就もそうすれば?」

就「…うむ」

半「そうだね。この時代の書物には、関心があったし。さ、行こうか毛利くん」
















































という訳で、ゲーセンに入るのは、俺・光秀・政宗・幸村・佐助・小十郎さん・元親の七人に決定した。
他二人は、隣の古本屋で読書タイム。


まぁ…いいか。
古本屋から出なければ良いことだし。


「んじゃ、入るぞー」

(半・就以外の武将ズ)「「はーい!!」」

ガーっと音を立てながら、自動ドアが開いた。
中では色々なゲームの音や、若者達のはしゃぎ声などか飛び交っていた。

光「…凄いですねぇ、音が」

「まぁ、ゲーセンだから」

幸「夏流殿。げーむせんたーは、何をする場所なのでござるか?」


…そこからか、幸村よ。


「えっと、色々なゲーム…遊びをして、日頃の鬱憤を晴らす場所だよ」

幸「おぉっ!!そうであったか!!先の時代では、何とも娯楽が多いでござるなぁ!!」

佐「ま、旦那も今日はハメを外そうよ。折角来たんだし」

「じゃあ最初は、アレやろうッ!!」

俺が指差したのは、ゾンビを銃でガンガン殺しまくるゲーム。

光「…これは?」

「二人一組で、ゾンビっていう奴等をこの銃で撃ちまくるヤツ」

光「面白そうですねぇ…ククク」

「じゃあ、早速やろう!!」

俺は百円玉を二枚入れて、銃を握り締める。そして、光秀や政宗なんかに銃の操作方法を教え込んだ。
さて、ゲーム開始。一組目のペアは、俺と光秀ペア。

光「結構生々しく描かれているんですね。これは楽しめそうだ…」

「俺結構好きだよ、こぉいうの」

光「ククク…気が合いそうですね」


ギャアァァァァァァッ!!


「うわっ!!何この数ッ!!ムリムリムリッ!!」


ドガガガガガガガガッ!!


光「おっと…危ないですねぇ」


ガガガガガガガガガガガガッ!!!


政「スゲーrealだな」

幸「某、少し怖いでござる…」

佐「エグいね〜、こりゃ」

親「っていうか、楽しそうだな。夏流は」

小「……」


久しぶりにやったなぁッ!ヤバイ、めっちゃ楽しい。
この怖さもイイんだよなぁ…

ていうか、光秀サン…スゴイ顔で撃ちまくってますね。
俺より楽しいそうだなー…





ズガガガガガガガガガガッ!!











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