捧げ物・頂き物

□秘密の関係
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ここは男子校。

女子がまっ………たくいないムサい所だ。

そう思っていたのはついこないだまで。

俺は、恋をしてしまったのだ。

そう。
男が男に。

男子校ではよくあるらしい。腐女子の友達からの情報だ。

それは、俺がこの学校に来てよーくわかった。

伊達君と真田君。佐助君はなんかこの二人の関係が気に入らなかったらしいけど。

あと長曽我部君と毛利君。あの二人は結構喧嘩してるけど、いざと言うときすごく息ピッタリだ。

あと色々。

あ、慶次君は女がいいよ〜って言ってた。


そして俺は、


『失礼しまーす。』

「夏流ではありませんか。どうしましたか?」


そう。
この、保険医の明智光秀先生だ。
実を言うと、先生から俺の方に告ってきた。

耳元で
「好きですよ。」
って言われて。

あの声は女でも男でも惚れるような声だった。

正直、先生はカッコいい。横髪だけを後ろで結んで、白衣の下にはキッチリシャツにネクタイ。

そんな先生が好きな奴は結構いるらしい。

まぁ、そうだろうな。


『あの、体育の授業でちょっと足を怪我しちゃって。』

「では、ソファに座って下さい。」

『はい。』


俺は、ソファに座った。

先生は怪我した方の足に手をやる。

先生の手は冷たくて、運動していた俺にとっては気持ちよかった。

そして、先生の手が軽く傷口の回りをなぞった瞬間!


ペロッ

『っ!?///』


先生が傷口を舐めた。

何かエロいしくすぐったい。


『なっ、何で舐めんだよ……///』

「こちらの方が傷が回復するのが早いですから。」

『だからって///』

ペロッ

『あぐっ……///』


ヤバい。何か俺、これだけで感じてる?


先生とは前に一回ヤった。その時から恥ずかしくてヤっていない。


「おや?感じているのですか?」

『違っ///』

ペロッ

『ひゃっ!///』

「やはり。1人でヤらなかったのですか?」


出来るわけねぇじゃん///初恋人が先生だったし、それまで童貞だったし。

俺は顔が真っ赤になってると思ったから伏せていたら、急に浮遊感を感じた。


これは……


お姫様だっこ!?






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