短い御話

□変態以上恋人未満?
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今この常伏中で話題の人物。

「ねぇなんであの安田が藤君と帰ってるの?藤君に変態がうつるじゃない!!」

「なんか窓辺で息荒くして携帯みてる!!気持ち悪〜…」

「絶対あんなの好きになる人いないよね」

「葉月もそう思うでしょ??」

『うん…あれはない…』



この頃の私にはまさか

あんなことになるなんて想像できなかった…



私はこの14年間好きな人がいない。

ということは初恋もまだ。

私の周りには学校一のイケメン

藤君がいるけど別に何とも思わないし…

男子の中でも小さくてカワイイアシタバ君も

なんか物足りないというか…

美作君は……まぁアレだし…(←ヒドイ

頭がいい本好君はなんかそのアレな人一直線って感じだし…


なんかこの中学校の男子はパッとしない


というか…もっとチャレンジャー!


って感じの男子はいないのかな……?


最近赴任してきたハデス先生は

ちょっと衝撃が大きいというか…

悪い人ではないんだけど。


まぁそんな感じで私、葉月は未だに

初恋さえも迎えていないのだった…



面倒くさい授業が終わりお昼休み。

屋上ででもお弁当食べようかな

そう思い階段を上っていると…

「ニーハイ女子発見!!!!突撃すべし!!!

おじゃましまああああああああああああああす!!!!」


奇声と共に後ろからものすごい速さで階段を

駆け上がってくる人影!!



嫌な予感…悪寒が……


『何??!!…ってきゃあああああああ!!!!!!!変態!!』


私の足元を見覚えのある男子が頭からスライディングしてきた。


コイツは…クラスメイトのエロリスト安田!!!


「くっ!!気づかれたか……


せっかくニーハイ女子のパ「安田君!!!!」


…うぉっ!アシタバ!!」


「アシタバナイス!」
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