短い御話
□変態以上恋人未満?
1ページ/4ページ
今この常伏中で話題の人物。
「ねぇなんであの安田が藤君と帰ってるの?藤君に変態がうつるじゃない!!」
「なんか窓辺で息荒くして携帯みてる!!気持ち悪〜…」
「絶対あんなの好きになる人いないよね」
「葉月もそう思うでしょ??」
『うん…あれはない…』
この頃の私にはまさか
あんなことになるなんて想像できなかった…
私はこの14年間好きな人がいない。
ということは初恋もまだ。
私の周りには学校一のイケメン
藤君がいるけど別に何とも思わないし…
男子の中でも小さくてカワイイアシタバ君も
なんか物足りないというか…
美作君は……まぁアレだし…(←ヒドイ
頭がいい本好君はなんかそのアレな人一直線って感じだし…
なんかこの中学校の男子はパッとしない
というか…もっとチャレンジャー!
って感じの男子はいないのかな……?
最近赴任してきたハデス先生は
ちょっと衝撃が大きいというか…
悪い人ではないんだけど。
まぁそんな感じで私、葉月は未だに
初恋さえも迎えていないのだった…
面倒くさい授業が終わりお昼休み。
屋上ででもお弁当食べようかな
そう思い階段を上っていると…
「ニーハイ女子発見!!!!突撃すべし!!!
おじゃましまああああああああああああああす!!!!」
奇声と共に後ろからものすごい速さで階段を
駆け上がってくる人影!!
嫌な予感…悪寒が……
『何??!!…ってきゃあああああああ!!!!!!!変態!!』
私の足元を見覚えのある男子が頭からスライディングしてきた。
コイツは…クラスメイトのエロリスト安田!!!
「くっ!!気づかれたか……
せっかくニーハイ女子のパ「安田君!!!!」
…うぉっ!アシタバ!!」
「アシタバナイス!」