short
□その漆黒の闇に映るのは
1ページ/3ページ
私、葉月は
館長以外で丑三つ時水族館にいる
唯一の人間の従業員だ。
始まりは私の生まれついての方向音痴から。
ある日水族館に来ていた私は
パンフレットも見ずに
フラフラしていた。そのうちに
関係者以外は来てはいけないところに
いたらしく
途方に暮れていた時出会ったのが館長。
ただ遭遇するだけなら良かった。
ちょうどその時私は見てしまったのだ。
館長が魚を喰っているところを。
そこから私の水族館生活は始まった。
軽く監禁ではあったけど…