★ひな祭りevent★
□その瞳は見ていた
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「今日も一日疲れたなぁ・・・」
そう言いながら○○○は眠りにつく
うつらうつらと浅い眠りについたころ
再び聞いたことのある布擦れの音が耳についた
ハッ!
○○○は目を見開く
視線は天井を向いたまま
○○○の視線が、ゆっくりと布擦れのする方向に向けられた
ドキン・・・ドキン・・・
言いようのない緊張感が○○○の背中を走る
(まっ・・・まさか・・・)
思い切って音のする方をみる
「キャアアアア!!!」
人形達が刃物を持ってこちらにやってくる!!
(っこ・・声が出ない・・体も!?)
金縛りにあい○○○は身動きが取れなかった
人形の持った刃物が○○○ののど元に近づいた瞬間だった
バンッ!!
「○○○!!大丈夫か!?」
(ロイさん!?)
ロイは人形をつかむと一気に船の外へ投げ出した
「あぶなかった・・・」
金縛りが解け○○○は自由の身になる
「あれは・・・一体」
「呪われた人形だったんだ・・・」
骨とう品屋で珍しくて購入したものの、購入者が全員不思議な死を遂げるという噂を耳にして、ロイは○○○の元へ急いできたらしい
「よかった」
ぎゅ。とロイの腕が○○○を抱きしめる
トクン。トクン。と規則正しく音を鳴らす、ロイの心臓の音は○○○を安心させた
「ん?」
ぱ。とロイが体を離し○○○の首元を見た