サブキャラ・オールキャラ

□person or cat?
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ふわふわと頭がくすぐったい
毛布にくるまれた体がホカホカしてる



(もうちょっと・・・このままでいたいなぁ・・・)


そんな風に思っていると、隣で寝ていた大佐が目を覚ました




レオナルド
「おはよう」



大佐は目を細めながら、私を見て微笑む

布団の中から手が伸びると、優しく私の頭を撫でてくれた




「ん・・・」



頭を撫でられながら、眠い目を必死で開ける



「ふぁ・・・」


思わず欠伸がでた




レオナルド
「まったく、お寝坊さんでちゅねー」






(・・・この人は猫以外にもこんな話し方なんだろうか?)


「え・・・へへへ」




2人で笑いながら、朝の一時を同じ布団で過ごす




ちゅ。



頭にキスが落とされた


私と大佐の出会いは劇的だった

大佐と出会う前、私には恋人がいた





レオナルド
「お前もこの船にこないか?」


大佐は、そういって私の恋人を誘ったけど、彼はこなかった


「お前は・・・あいつと一緒に行け。その方が幸せだから」


嫌だ!一緒に行こう!
何度もそう呼びかけたのに、彼は行ってしまった

彼の仲間と共に・・・・



淋しそうに、でも納得したように、去って行った彼の後ろ姿を見て、私は泣いた




「お前の幸せを・・・一番に考えてる」



そんな事を昔、言われた

私の幸せは、彼と一緒に居る事だったのに・・・


今は・・・大佐が心の支えだ
離れる事なんて、想像出来ない



レオナルド
「どうした?」


少し呆けた私を見て、大佐は心配そうに顔を覗き込む



「なんでもないです」

レオナルド
「そうか・・・お腹が空いたな。朝食だ。行こう」


カチャ。とサイドテーブルに置かれた眼鏡を取り、素早くそれを掛けると
大佐はベッドから飛び降りた



「わっ!待って!!」


急いでその姿を追うと大佐は笑顔で振り返ってくれる



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