♪clap story ♪

□【金の斧の女神様】
1ページ/6ページ

「あなたが落としたのは
こちらの金で出来た剣ですか?

それとも普通の鋼でできた剣ですか?」


湖から白いレースの服を着た女が
両手にハヤテの落とした剣を持って現れる

ハヤテ
「は?そんなのそっちの鋼の剣にきまってんじゃん」

女はニコリと笑いながら剣を渡すとスッと消えていった



ハヤテ
「なんだアイツ・・・ってか金の剣もらっときゃ
後で金に替えられたのに損したな」


スタスタと森の中を歩いていると何処からか声が聞こえる



???
「・・・ヤテ・・・ハヤテ!!」



目を開けるとアイツの顔が目の前にあった


「もうハヤテったら!朝御飯だよ!!」


どうやら夢をみてたらしい



そういえば昨日あいつがなんかの童話の話をしていた



欲を出さず正直に生きれば
思いがけない利益を得ることもあるとかなんとか


ハヤテ
「夢の中くらい金の剣貰えばよかったな」



大きなアクビをしながら体を起こすと枕元に
見慣れない巾着が目に入った


巾着を手に取り中身を確認する

ハヤテ
「!!」


中にはハヤテ大好物の干しぶどうがギッシリ詰まっていたとか


【シンが女神様に出会ったら】へ続く
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ