♪clap story ♪
□【金の斧の女神様】
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「あなたが落としたのは
こちらの金で出来た剣ですか?
それとも普通の鋼でできた剣ですか?」
湖から白いレースの服を着た女が
両手にハヤテの落とした剣を持って現れる
ハヤテ
「は?そんなのそっちの鋼の剣にきまってんじゃん」
女はニコリと笑いながら剣を渡すとスッと消えていった
ハヤテ
「なんだアイツ・・・ってか金の剣もらっときゃ
後で金に替えられたのに損したな」
スタスタと森の中を歩いていると何処からか声が聞こえる
???
「・・・ヤテ・・・ハヤテ!!」
目を開けるとアイツの顔が目の前にあった
「もうハヤテったら!朝御飯だよ!!」
どうやら夢をみてたらしい
そういえば昨日あいつがなんかの童話の話をしていた
欲を出さず正直に生きれば
思いがけない利益を得ることもあるとかなんとか
ハヤテ
「夢の中くらい金の剣貰えばよかったな」
大きなアクビをしながら体を起こすと枕元に
見慣れない巾着が目に入った
巾着を手に取り中身を確認する
ハヤテ
「!!」
中にはハヤテ大好物の干しぶどうがギッシリ詰まっていたとか
【シンが女神様に出会ったら】へ続く