☆ソウシ☆

□a master
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「後、それと・・こっちのと・・・これも下さい」


ソウシの買い出しに付き合う


書かれたメモに目を通しながら、リストにある薬草と、店に並ぶ薬草を交互に見て間違いの無い様にそれを選んだ



毎日ソウシの仕事を手伝うようになっていた○○○


随分と薬草の種類にも詳しくなってきた





店主
「ほい。お嬢ちゃん。若いのに薬草に詳しいねぇ」




丁寧に布に包まれた薬草の束を○○○に渡しながら店主はにっこり微笑んだ





○○○
「ありがとうございます」





同じように微笑み返しながら、○○○は礼を伝え、ソウシの姿を探した

効率よく買い物を済ませる為、ソウシとは少しだけ別行動をしていた




○○○
「ソウシさん・・・どこだろう」




目を凝らして軒を並べるメインストリートに目をやる



胴着姿の人間などそうはいない


ソウシはどこに行くにもよく目立った




床に広げられている薬草に、まじまじと見入るソウシを見つけるのに、そう時間はかからなかった





○○○
「ソウシさん!!」


ソウシ
「○○○ちゃん。無事に買えた?」





小走りで走り寄り、屈んで薬草を見ていたソウシの隣に立った





○○○
「はい!ばっちりです!!」




ソウシ
「ふふ。さすが○○○ちゃんだね。人が多いから心配していたんだけど・・・」




いらぬ心配だった、と、ソウシは笑った





○○○
「何見てたんですか?」





ソウシの視線の先に目をやると、そこにはまだ○○○が見た事のない薬草





ソウシ
「新薬みたいなんだけど・・・」




○○○
「何に効くんですか?」





2人揃って店主の顔を見た



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