★ひな祭りevent★
□Wrath
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シンさんが冷たい
○○○
「シンさん?」
航海室の机に座り込みシンはじっと本を読む
航海術の本だろうか?
難しそうなタイトルが表紙を飾っている
名を呼ぶが、シンは○○○に見向きもせず本に目を落としたまま。
○○○
(はぁ・・・)
パタン。と静かに航海室の扉を閉め、甲板にでた
○○○の脳裏にある出来事が浮かぶ
○○○
(やっぱり・・・まだ怒ってるよね・・・)
先日の宴の際。
○○○は酔っぱらって部屋に帰った
ふらつく足元を確かめるように歩く。
シンの部屋の扉を開け、そのままベッドに倒れこむようにして眠った
朝。
目が覚めると、いつものようにシンに抱きつき、その胸に顔を擦り付ける
ふわり。と香るシンの香水の匂いが好きだった
しかし、その日は何故か、嗅ぎなれたその香水では無く違う香りが鼻についた
○○○
「ん・・・シンさ・・・!!?」
目を擦りながら体を起こすとそこにはハヤテが居た