☆ハヤテ☆
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背中越しにハヤテの体温が伝わる
体に巻かれた毛布に
ハヤテと○○○の体温が移り温かい
○○○とハヤテは2人で見張り台にのぼり
夜の見張りを行っていた
ハヤテ
「寒くないか?」
ハヤテが背中越しに訊ねる
○○○
「うん。大丈夫だよ。毛布暖かいね」
少し体重をハヤテに預けながら
○○○は答えた
ハヤテ
「ソウシさんにバレたら怒られるな。
見張り台の上は危ないから
○○○には上らすなって言われてたのに・・・」
○○○
「ふふっ。
ソウシさんって本当に心配性だよね」
そう言うとお前がそそっかしいからだと
言われてしまった
○○○
「・・・夜の海って真っ暗で
月が出てなかったら何にも見えないんだね」
ハヤテ
「そうだな・・・」
○○○
「でもハヤテが居るから怖くないよ?」
ハヤテ
「・・おう」
月が少し欠けていて満月の夜の宴の時の
夜の明るさに比べると随分暗く感じた
風が2人の間を通り抜けるように
ヒュウと音を鳴らして通り過ぎて行った
ハヤテ
「○○○」
ふいにハヤテに名前を呼ばれる
ハヤテ
「上。見てみろよ」
○○○はハヤテの背中に頭を預けるように
持たれかかり空を見た
○○○
「うわぁ!!」
そこには満点の星空が広がっていた
ハヤテ
「こっから見る夕焼けも最高だけど
夜も悪くねーな」
○○○
「綺麗だね・・・」
2人は微笑みながら
美しく輝く夜空を見つめていた
***fin***
「・・・大好きだぜ○○○」
「・・・」
「○○○?」
「・・・ぐー」
「・・・寝んなよ・・・」