花の姫

□28枚の花びら
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ー翌日ー
妖精の尻尾にて…

仕事から翌日、グレイとナツは身体中に包帯を巻いている状態で睨みあっていた


「何だありゃι」

「仕事先で枕投げしててケガしたんだって」

「どうやったら枕投げでなんな大ケガを…ι」

『結局ケンカしてケガしてるし…ハァ』

エルフマンは呆れた様子で見ている

一応注意したソフィーはため息をついていた


「だいたい、テメーは何で枕投げでムキになんだよ」

「オレはいつでも全力なんだよ」

「その割りには負けてんじゃねーか」

「はぁ?負けたのはオメーだろ!!」


毎度の事だが、ケンカしている内容が子供である


「「ルーシィ、ソフィー!!!勝ったのはオレだよなっ」」


そして、二人はカウンターに座っていたルーシィとソフィーに聞いた
だが…



「うるさい」

『と言うか、枕投げに勝ち負けなんてある?』

ルーシィはすこぶる機嫌が悪かった
ちなみに、ソフィーはルーシィの不機嫌さに驚いたものの、冷静に意見した


「「ご、ごめんなさい」」


そんな不機嫌なルーシィに二人は怖くて、謝った


「おお!!エルザとソフィー以外にあの二人を止められる奴が!!」

「やるな、ルーシィ!!」


ルーシィはつーんとそっぽを向くとまた料理を食べ始めた


『ルーシィ、どうしたの?』

「ずっと機嫌悪いね」

「そう?フツーだけど」


ハッピーとソフィーの質問にそっけなく答えるルーシィ


「オイラのいたずらまだ怒ってる?」

『え?ハッピーがルーシィの機嫌損ねたの?』

「ちーがーう!!あたしってそんなに器の小さい人?」


すると、ルーシィはため息をついた

「ゴメン…ハッピー、ソフィー

何か色々考えごとがあって」

「オイラ、相談に乗るよ」

『もし、不快な奴とかがいるならあたし宇宙の果てまでぶっ飛ばしてくるけど?』

「ソフィー、それは物騒だから止めて

いいの…ありがとう」



ざわざわざわ


そんな会話をしていると突然ギルドが騒がしくなった

見ると、ミラが質問攻めにあっていた。
内容はロキに関するものだった

「ねぇ、ロキ来てる?」

「ロキは?」


ソフィー達はそれを見ていた


「何あれ」

「町の女の子達だよ

自称ロキの彼女みたいだね」

『ロキ、かなりの人数と付き合ってたみたいだからね』





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