花の姫
□25枚の花びら
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ファントムとの戦いから1週間たち…
ソフィーは病院にいた
―さっさ
『…ふぅ、とりあえずこんなもんでいいか』
ガチャッ
すると、ミラが入ってきた
「あら、ソフィー掃除してたの?」
『あ、ミラ!!
うん、まぁね…一応1週間お世話になったからこれくらいはね』
「ソフィーらしいわね
…それにしても、一週間で
キズが回復するなんて凄いわね流石ソフィー♪」
流石も何も、1週間であんなケガが回復するなんて普通あり得ないがな!!
まぁ、諸条件によりそこはスルーで←←
『まぁ、師匠が治療してくれたしね』
お前もツッコむところが違うぅ!!
「あ、そうそうソフィーこれ貴方宛てに届いてたわよ」
すると、ミラは一通の手紙を取り出した
『…手紙?』
「ソフィー〜」
『な、何ι』
ミラは意地悪そうな顔をソフィーに近付けた
「貴方いつの間にグレイ以外の男の人と仲良くなったの〜」
『へ?』
ソフィーは全く意味がわからないと言った様子で間抜けな声を出した
「だけどソフィーはグレイ一筋なのにね〜
その人かわいそうね…」
『え、いやだかr』
「あ、そうだもうギルドに行かないと!!
じゃあね、ソフィー!!
ソフィーも早く来てね♪」
―バタン
まるで嵐のように去っていったミラであった
『…あたしの話、なんも聞いてないし
それに…男の人?
誰だろ』
ソフィーは手紙を裏返しての差出人のところを見たすると…
こう書いてあった
―FROM リオン・バスティア
『リオン!?
うっわ、手紙くれたんだ〜
…でも、なんだろ?』
―カサッ
手紙にはこう書いてあった
―――
ソフィーへ
元気か?
オレはガルナ島の後、メンバーが元々所属していたギルド、蛇姫の鱗(ラミアスケイル)に加入した
―…確かにグレイの言う通り、とても強い魔導士が沢山いた
それに、ギルドでの生活は中々充実している
オレがこうしてギルドに入れたのは、ソフィーと……………ものすっっっっごい不本意で不本意で仕方ないが…
まぁ、グレイのおかげだ…
だから、とりあえず礼の手紙を送る事にした
グレイには正直、送る気にならなかったし…何より………ソフィーにこの事を話たかった…だから、ソフィーに送った
改めて、礼を言わせてくれ
本当に…ありがとうソフィーとグレイのおかげでオレは前に進めた…ありがとう
いつかまた会おう…
ああ、一応言っておくがグレイにはこの事を伏せといてくれ
リオンより
――――――
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