花の姫

□22枚の花びら
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壁をぶち破り出てきたのはまだ魔力が回復していないマスターだった……

『ま、マスター………』

ドサッ


マスターが無事だった事に安堵したのか、ソフィーは気を失った


「ソフィー!!!」

「全員この場を離れよ。
グレイ、ソフィーを連れていけ」

「あ、ああ
っていうか、マスター!!?」

「何でここに!!?」

「言われた通りにするんだ。
グレイ、ソフィーを」

「エルザ…」


グレイはジョゼを睨みながらマスターに言われた通りソフィーを横抱きにして連れていく

エルザも去りぎわにジョゼを睨む

「あなたが出てきた以上ザコにもう用はありません
しかし後で必ず殺してあげますよ」


「おい、エルザ!!
マスターだけでは…」

「私たちがいたのではマスターの邪魔になる…
全てをマスターに任せよう」


エルザは悔しそうに歯をくいしばり言った



――――
――



「なぁ…ソフィー……大丈夫かな?」

「分からん…かなり無茶をして魔力を消費した上に傷も多いからな……」



グレイ達がファントムのギルドから出ていく

その時


カッ!!!!



優しい光がファントムのギルドから溢れてきた……


みんな、驚いてファントムのギルドを見る

『うっ……』

ソフィーも光を感じたのか目を開いた


「ソフィー!!!気がついたのか!!?」

『うん……この…優しい光は…?』

「妖精の法律(フェアリーロウ)だ」

「フェアリーロウ?」

「聖なる光をもって闇を討つ

術者が敵と認識したものだけを討つ…


もはや伝説の一つに数えられる超魔法だ」




しばらくして、ファントムに勝った事を知ったみんなが喜びに湧いた


オオオォオォ!!!!!!!


「勝ったぁ!!!!」

「ファントムに勝ったぞぉおぉぉっ!!!!!」


『よかった……』

「全然よくねー」

『え?』

「お前、また自分を「みんな――――!!!」ハッピー!?」



ハッピーの声がしたと思ったらルーシィもやってきた

『ルーシィ!!!』
「こら、動こうとするな!!!」

「そうだぞ、ソフィー。
私がどれだけ、どれだけ心配したか……」

「エルザの場合過保護です」



―――――――
―――――
―――
――

その後、マスターも合流し、みんな壊れたギルドの前にいた

「こりゃあまた……ハデにやられたのう…」




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