花の姫

□20枚の花びら
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ジュビアと戦ったグレイはソフィーの治療を受けていた(←また!?)

すると、エルフマンとミラがやってきた

「グレーイ!!!
む、ソフィーも一緒か!!」

「エルフマン!?」

『あ、ミラ!!!』

「あれ?何でミラちゃんまで……」


話を聞くとルーシィに変身していたミラが捕まっていたのをエルフマンが助けたらしい


「こいつは三人目のエレメント4か!?」

「あと一人」

『後一人が何なの?』

「後一人倒せば煉獄砕破を止められるわ」

「どういう事だ?」

「この魔法や巨人はエレメント4が動力だったんだ」
「まだ間に合う!!!

いけるわっ!!!!」

「そうと決まれば早く行こうぜ!!」


そう言って、グレイ達は走りだす


しかし、ソフィーは少し走ったかと思うとジュビアの方を向いて駆け寄った

『ねえ…起きてる……よね?』

「……………


何ですか…ジュビアにトドメでも刺しに来たんですか」

『いや、あたし人殺したくないし…

用件はそんな事じゃない』

「何なんですか!!!グレイ様は渡しませんよ!!」


ジュビアは睨んでくる


『(様?)あ―、体の痺れさ取れなかったら妖精の尻尾においでよ!!
治すから』

「!!!?」


ジュビアは驚いている
普通なら敵にわざわざ治すなどと言わないからだ

「何言ってるんですか!!?ジュビアは敵ですよ!?
何でそんな事言うんですか!!!」

『ん―、理由は…まずあなたにはあたし達にあまり敵意が無いから』

「…っ、ジュビアは……」
『さっきのあたし達の話聞いてたよね?
普通、仲間が倒されるって聞いたら無理にでも体を動かしてむかってくるはず……でも、あたなはむかって来なかった……
それに、あたしにむかって殺気があまりない』

「…」

ジュビアは驚いたようにソフィーを見た

『もう一つは………



あたしとあなたが少し似てるから』

「似てる…?」

『あたなと戦って、水の中にいる時…

あなたの記憶がね…頭の中に流れてきて……見ちゃったんだ…あなたの記憶』

「!!!」

『あなたがいつも1人だったって事が分かったの……


……あたしもさ昔は1人で…のけ者扱いを受けてたから…あなたの気持ちがよくわかる…
1人は………つらいよね』
「っ、ジュビアは同情なんていらない!!!

今までだって、あなたみたいな人がいた!!!
でも、結局みんなジュビアから離れていった!!

ジュビアが……雨女………だから…

ジュビアの事を知りもしないくせに、勝手な事言わないで下さい!!!!」


ジュビアは今にも泣きそうな顔で言った



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