花の姫
□6枚の花びら
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「おーい!!ソフィー、ナツとエルザの戦い見に行くぞ―」
『あ、うん!今行くって…………いつの間にあたしの家入ったの!!!?』
「あ、安心しろ!今日は玄関から入ったから!!」
『そういう問題じゃない!!!っていうか、入るなら服着てから来て…』
「あ―――っ!!!!しまった;;」
『あれ?あたし玄関開けっ放しだったっけ……?』
「あ、ミラちゃんから合鍵もらって開けた!!」
『(ミラ…(涙))』
少々泣きたくなってきたソフィーであった…
まぁ、いつものやり取りを終え、ギルドに向かう2人。
『あ、ねえグレイルーシィ今日の事覚えてるかな?』
「……忘れてんじゃねーか?おし、行ってやっか!!」
『そだね、行こう!!』
「行くのはいいがソフィー………ルーシィの家知ってんのか?
あと、
行く方向間違ってる」
グレイに突っ込まれ、立ち止まるソフィー…そう、彼女は方向音痴なのである……
「クックッ」
グレイはソフィーの反応が面白いのか笑いを堪えている。
『ちょっと、グレイいつまで笑ってんの!!!』
「だって…あんなに自信満々に……グフッ」
バキッ!!
「うおっ!!?」
ソフィーの蹴りがグレイの背中にクリーンヒット!!!
『行こうか!!』
「あ、ああ…;」
〜ルーシィ宅前
『此処がルーシィん家?』
「ああ、ナツが言ってた。よし、行くぞー」
『って、グレイ勝手に!!!』
「しゃーねだろ、急いでるんだからよ」
『……後でルーシィに謝ろう…』
―鉄の森によるギルドマスターの定例会を狙ったテロ事件は、一躍大ニュースとなり国中に知れ渡ったの!あんな大事件の中心に自分がいたなんて未だに信じられないけど…
あたしはいつもと同じ日常を送ってます。
たまにあの時を思い出してドキドキしてるけどね!!
風の噂じゃあのカゲっ人や鉄の森のメンバーはほとんど捕まっちゃったみたい…ま…当たり前か。
一つ怖いのはエリゴールだけは捕まってないらしいの!妖精の尻尾に復讐とかしに来たらどうしよう!?
でも大丈夫よね!!妖精の尻尾にはナツ・グレイ・ソフィー・エルザの最強チーム+ハッピーとあたしがいるからねD
このギルドは最高よ!!だからママも心配しないでね!!あたしは元気にやってます。
P.S
パパには秘密にしてね――
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