花の姫

□33枚の花びら
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『………味方?』

「あぁ、そうだ

オレは君の味方だ。ソフィー・フェーン


ジェラールは今、オレにとって少々邪魔なんだよ。

どうだ、利害の一致って事で手を組まないか?」

『…』



ソフィーは黙って聞いている。
そして、俯き暫く考えていた

考えがまとまったのか、ソフィーは顔を上げた



『………分かった』

「へぇ、ならジェラールをたお」

『違う』

「…何?」



ノアはこめかみがひきつった



『あたしが分かったと言ったのは…











“あんたが味方じゃない”って事だ』



ソフィーがそう言うと、ノアの目が僅かに細くなる



「へぇ…根拠は?」

『殺気が漏れてるんだよ…

あたしを騙したいなら殺気を閉まったらどう?』



ソフィーの言葉にノアは口角を上げた



「へぇ…流石は花姫。

かなり殺気を閉まってるはずなんだがな…」

『生憎、そこまで鈍くはない』



普段は滅茶苦茶鈍いんですがね、あなた



『それに…利害の一致って言うのは元々敵対する人達が主に使う言葉だ

あたしに敵意がある敵とわざわざ一緒になんて居たくない』

「ククッ…なるほど、中々に聡明だな」

『御託はいい…あたしは急いでるんだ



あんたを早々に倒させてもらう


花魔法 花の銃!!!



ババババン!!!!



ソフィーは手を銃の形にして、花びらを弾丸にしノアに向けて撃った

そして、ソフィーは風の力も使っているのか、弾丸は通常の3倍ほどのスピードでノアに向かう



「…チッ!!」



すると、ノアは手を翳しどこからか太い茨が現れ、ソフィーの攻撃を防いだ



『(茨を操った…!?
…となると、植物を操る魔法かもしくは…)』

「ごちゃごちゃ考えてる暇があるのか?」

『!!』



すると、ソフィーの前にいつの間にかノアがいた


ビュン!!!


すると、ノアは離れた所にあったナイフを蔓で取り、自分の所に来させ、ナイフを取った。


ヒュンッ!!!!


そして、そのナイフをソフィーに振りかざした



『…!!花の剣(フラワーソード)!!』



キィン!!



ソフィーはそれに花の剣で応戦する。







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