三宝の翡翠

□拾ノ風
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前回、あんまりにも人の話を聞かないもんだったんで…とりあえず、全員に正座してもらっている。



『全く…お前ら少しは人の話を聞こうという気がねぇのか…』

「「「ない(キッパリ)」」」

『ごめん、やっぱり黙ってくれ』




何こいつらのマイペースさ!!



『ともかく、次からはちょっとでもいいから人の話を聞け。』

「えー…でも」



ードゴォォッ!!!!!


翠は背後にあった岩を片手で破壊した




『分かったか?(黒笑)』

「「「すみませんでしたァァァァァァア!!!!;;(恐ッ;;)」」」



この時、六年生の中で暗黙の了解ができてしまった…。

翠をマジ切れさせるなと。



「翠…結構黒いんだね。」

『まぁ…、仕方ないだろ

どっかのバカな白髪頭の幼馴染み(←珀の事)と師匠のせいでこんなになったんだから。



私がそう言うと、苦労してんだな…と文次郎に言われた。

お前だけには言われたかねぇよ。

って言うか、本当にその哀れみの視線止めてくれ(泣)



「そういえば、翠がこっちの世界に来ちゃった原因ってその幼馴染みなんだよね。」

「そうなのか。」



……そいや、伊作と留三郎には話したが仙蔵達には話してなかったか(剥。更!?)



『まぁな…全く、彼奴のせいでえらい目にあった…

今に始まった事じゃねぇけど…。
本当にあいつは昔っから…』

「…お前、何があったんだ?」

『……………聞くか?


話すなら余裕で5時間は話せるぞ。

「いや、いい…ι」



皆が、何か冷や汗をかいていたので、話すのは止めた。



ーーー
ーー



そんな騒動から暫く経ち、私が此方に来てから一週間くらい経った。



『ん…?伊作お前どうしたんだよ。そんなにプリント抱えて』

「あ、翠…。

いや、先生にこれ運ぶように頼まれてι」

『他の奴等に手伝いを頼むとかしねぇのか?』

「それが…じゃんけんで決まってね。
僕以外、全員チョキで僕、負けちゃったんだ;;

しかも、皆早々に遊びに出掛けちゃって…」



お前どんだけ不運だよ;;

お前、パー出して負けたんだなι



『……そうか、取り敢えずお疲れ』

「うん…まぁでもさ、何も全部僕に任せるとかなくない?
あ、どうしよう…思い出してきたら何か殺意湧いてきちゃった☆

『ごめん、私が手伝うからそういう物騒な事考えるのは止めようか?』



伊作、何をするつもりだよ…仮にもグラスメイトに。
六はの人達、ご愁傷様;;



「そうだねー何しようかな?聞く?翠」

あれ、可笑しいな?私何も言ってねぇ筈なんだけどな。

それから、全力で遠慮するから言わなくていい。』





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