三宝の翡翠

□玖ノ風
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午後の授業はクラス別に別れて忍術の総復習だった。

こちらの忍術は主に人の心理や行動を利用したものだった。


面白かったな…人の心理を利用するところとか特に。
珀に試してみようかな♪


日頃の恨みを込めて



「お前今、何か怖ぇ事考えてねぇか?;;」

『…………………………………………まさか♪』

「(絶対考えてたな)」

「何だ、翠。文次郎に対して考えてるなら協力するぞ?」

「あ、僕も協力させて!!」

「俺も手伝うぞ。」

「私も!!」

「……俺も、参加させてくれ。」

「秤スで俺だけこんなに集中放火なんだよ!!;;」



文次郎がそう訴えると皆は…



「「「お前はそう言うキャラだし、ついでに予算寄越さないから」」」

「お前らァァァァア(怒)!!!!」



…うん、ハッキリ言わせて貰おう。

文次郎、不憫だな。


何か、委員会の予算会議と言うものがあるんだが…それは会計委員会がやっていて、いつも予算が少ないって伊作達が溢していた。

「いっそ、文次郎のご飯に下剤でも仕込もうかな…」と伊作が言っていた。

因みに、仙蔵は炮烙火矢を投げつけてやるとか言ってたし……他のメンバーもまぁ…うん

って言うか、さりげ黒いよなお前ら。


私も人の事を言えた義理じゃねぇけど。


あ、文次郎が何か皆に言われてまたキレてる。
え、止めないのかって?

あぁ、止めない。
だって面白いから♪



「翠お前もかァァァァア(怒)!!!!」

『あ、口に出てたか?』

「あぁ」



どうやら口に出してたみたいだ
って言うか、文次郎の今のセリフ「ブルー〇スお前もか」みたいだったな(世界史ネタです)



「いや、中々いい性格をしているな、翠。
よし、今度一緒に文次郎への嫌がら…ゴホン、対策を練ろう」

「お前はどんだけ俺の事が嫌いなんだよ!!!!」



いや、多分嫌ってはないとは思うが…
ただ単に文次郎からかってるだけだと思うんだが…



「いや、嫌ってはないぞ?」

『じゃあ何で
からかってるだけとか?』

「いや、違うな。

文次郎はからかう(遊ぶ)のに丁度いいからだ♪

「……orz」



あぁもう何だろ…仙蔵の後ろに悪魔が見える;;
しかも、イタズラが好きそうな




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