三宝の翡翠
□漆ノ風
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文次郎との一件の後、実技の自習なので、どうするのか皆に聞いたら…
「よし…
バレーしよう!!!!」
『何でだ!!!』
小平太はバレーしようと言い出した
伊作達はやれやれといった様子だった
『つーか、わざわざ自習の時間にやらなくてもいいだろ!!
休み時間にやれ!!』
「いーじゃん、いーじゃん!!翠のケチー」
『ガキかお前は』
小平太は子供のように地面に寝転がってだだをこねた
マジでガキかお前は
『はぁ、放課後にでもバレーに付き合うから今は止めろ』
「本当か!?絶対だからな!!」
私がそう言うと小平太が嬉しそうに両手を挙げていけいけどんどーん!!と言っていた
いけいけどんどーんって何の意味だ;;
「あ、なら翠是非手合わせをしてくれ!!
忍術ありで!!」
留三郎がそう名乗りを挙げると…
『そりゃあ…構わねぇけど』
「っしゃあ!!」
「あ、ズルいぞ留三郎!!!翠、私も!!」
留三郎が言うと小平太、長次、文次郎、仙蔵までもが我も我もと言い出した
「……俺も、頼みたい」
「私も忍術を使った戦い方に興味がある」
「俺m 全「「「お前は引っ込め、老け顔」」」秤スで俺はこんな扱いなんだよ!!!!!」
文次郎が言おうとしたが、全員に邪魔された
『別に私は構わないんだが…文次郎、お前さっき私と戦った後だが、平気なのか?』
「バカタレ!!あれだけで疲れる程柔じゃねぇ」
「おい、文次郎!!お前はさっき翠と戦っただろが!!!!
てめぇは引っ込んでろ!!」
「何だと!!俺だって戦いてぇんだよ!!引っ込むのはお前の方だろが!!!俺より弱ぇんだから!!」
「んだと、このアラサー!!!!!(怒)」
「やんのか、ロリコン!!!!!(怒)」
ドッギャーン!!!!!
…喧嘩が始まったなι
この二人、犬猿の仲って聞いてたけどここまでとはな…
つーか、ガキの口喧嘩かよ
『伊作、お前はいいのか?』
「いや、僕はいいよ;;皆の手当てしないといけないし…
それに…
参加した所で皆の攻撃に巻き込まれるか、落とし穴に落ちるだけだし;;;」
伊作は遠い目をしながら言った
伊作が委員長をしている保健委員会は不運な忍たまが集まる不運な委員会で、伊作は6年も所属しているらしいが…
不運にも程があんだろ;;
『…そうか;;所で
お前等いつまでやってんだ』
文次郎と留三郎はまだ喧嘩していた
「全く、お前たちいい加減にしろ
うるさいぞ」
『あー、仙蔵…理由は何であれ、喧嘩止めようとするのはいいが………………
だからって、炮烙火矢使うな;;;』
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