三宝の翡翠

□伍ノ風
1ページ/4ページ



乱太郎達と別れた後、伊作達と長屋へ戻っている途中…



『(ん…?人の気配…)』



ーしゅたっ



「「『!!?』」」



いきなり、屋根の方から人が降りてきた




「あなたが華扇 翠ちゃんね?」

『え、あ…はい』



その人は見惚れるようなとても綺麗な女性だった



「初めまして、私はくノ一教室の担任をしている山本 シナよ」

『は、初めまして華扇 翠です』



この人がくノ一の先生か…
あれ…?確かくノ一って忍たま長屋に入っちゃいけないんじゃ…



「ところで、何故山本シナ先生はこちらに?」

「あぁ、そのこと何だけど…





この子、ちょっとかりるわねV」

「「『は…?』」」



ーがしっ

ーだだだだっ




私はシナ先生に腕を掴まれたと思ったら、脱兎の如く連れ去られた




『え、ちょ私の意志無視ですか!!!?;;





ーーーーーー
ーーー




ーかぽーん(←ありきたりな音)



「やっぱりお風呂は気持ちいいわね〜」

『はい、そうですね…;;』



私はシナ先生に連れてこられたと思ったら、いつの間にかお風呂に入っていた(シナ先生と一緒に)



「この学園はどう?」

『はい、すごくいい所です…
皆、色々よくしてくれて

ところで…シナ先生は私にこんな風に接してていいんですか?
それに五年、六年(潮江除く)だって…』



シナ先生からは敵意といったものは感じとれないしな…



「…ん〜、五年生、六年生はこの学園で一番忍者に近い学年だと言われているからね…


どういった人が間者かってのは大体判断できるはずよ。
だから、そこまで考える必要はないと思うわ。」

『そうですか…』

「それとも、この学園の上級生がそこまで腕がないとでも?」

『い、いえそう言うつもりじゃι』



シナ先生はいたずらっ子みたいな顔で聞いてくる。
だが、私が否定するとすぐにふふっと笑った。



「ふふっ、冗談よ

それから、私はあなたが敵だとは思ってないわ
あなたが猿飛 ヒルゼンさんの部下だって事は見ていたし。」

『あ、天井からみていたのは先生方だったのですか』

「あら、やっぱり気がついてたの?」

『まぁ、世界は違えど忍者ですから。』

「流石はヒルゼンさんの部下ね」



…ん?
何かシナ先生の言い方だと火影様の事を知ってるように聞こえる…



『火影様の事、ご存知なんですか?』

「ええ、この忍術学園の先生は皆知ってるわよ。

中には、ヒルゼンさん直々に手合わせしてもらった人もいるし。」



まぁ、全員勝てなかったけどと苦笑いで言う。





次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ