三宝の翡翠
□参ノ風
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「じゃあ、部屋に案内するね。」
「忍術学園もな」
あの後、私の部屋は六たま長屋の善法寺と食満の隣部屋になった…
今はそこしかな無いらしい……まぁ、監視する為もあるだろうが…。
(ちなみに、寝間着とかはくノ一のシナ先生という人が貸してくれるらしい)
案内役は善法寺と食満になった
で、今忍術学園を案内してもらってる訳だが…
『…広いな』
「まぁ、色々な倉庫あるしね」
「それに、鍛練する場所も必要だしな」
それにしたってアカデミーより広いぞ;;
今いる校庭だってかなり広いし……
「そういえば……うわあぁ!!」
ーどっしーん!!!
私の隣にいた善法寺が消えた…
というより穴に落ちたι
『Σだ、大丈夫か!!?;;』
「大丈夫だ、こいつ慣れてるから
不運だし」
慣れてんのか!!?
どんだけ不運なんだ;
「そんな言い方しないでよ、留さん!!
第一、こんなに落とし穴あるんだから仕方ないでしょ!!!」
…本当に落とし穴がそこら辺にある……
『確かに落とし穴がいっぱいあるな…』
「お前、見えるのか!!?」
『とりあえずな。』
しっかり見ないと分からねぇけどι
「本当に見えてるの?」
『あぁ。
あ、善法寺お前の足元落とし穴あるから気を付けて。』
「え?
うわぁ!!!」
ードッシーン!!!
またか、何でまた落ちるんだよッ!!;;
「いっつーー…
またか…ι」
『…善法寺、お前私の手握ってろ。
少なくとも、落ちる前に引っ張り上げる事ぐれぇできる。』
「え!?いやいやいいよ!!」
『お前、また落ちるぞι』
「大丈夫だ、こいつの不運は今に始まった訳じゃないからな!!」
「うん、何かもう半分諦めてるし…(遠い目)」
『いいのか、いいのかそれで!?』
善法寺、お前めっちゃ遠い目してるぞ…;;
…うん、話題変えよう。
『そういえば、最初に何か言ってたが…』
「あ、そうだ!!
華扇さんっていくつなの?」
『私か?
私は15歳だけど…』
「え…」
何か、2人がすごい驚いてるが…何かあったか?
………
「「Σ同い年ィィィィイィィイ!!!?」」
まさかの同い年!!?
いや、年は近いとは思っていたが…;;
『お前達も15歳だったのか…;』
「あ、あぁ俺達六年は全員15歳だ」
「っていうか、まさか華扇さんが15歳とは思わなかった…ι」
『……私はそんなに老けてんのか?』
ちょっとショックだ。
「い、いやそうじゃなくて…
なんか大人っぽいから;」
「そうそう、華扇が老けてるっなら文次郎なんか超老け顔だぞ」
文次郎…?誰だそりゃ
ーピ、リッ
殺気!!
ーキィンッ!!!
殺気を感じ、クナイを構え後ろを向くと隈が酷い男が私に袋槍をむけており、その袋槍と私のクナイが組み合っていた。
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