月と太陽

□二夜
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「あ、此処が職員室だ!」

あの後、ディーノが案内してくれたおかげでなんとか職員室に行けたι

『ディーノ、ありがとう!!
ディーノも急いでるのに』

「別にいいよ!!
じゃあ、オレ教室に行くな」



ディーノは物凄い速さで走っていったが…

ズリッ

ズザザザッ
何も無い所で転んでしまった……

『ちょ、ディーノ!?』

「だ、大丈夫…ιまたな!ルナ」


そう言って、また走りだした

『本当に大丈夫かな〜ι
何でなんも無い所で転ぶんだろ?


って、私も職員室に入らないと!!』












〜ディーノSide〜

ガラッ

ハァハァ、何とか間に合ったι
あれ?まだ先生来てねぇな…

「あ〜、また何も無い所で転んじまったι」

「やっぱり、まだまだへなちょこだなディーノ」

「はぁ…だよな……って、リボーン!!!」

「チャオっす」

オレが席に着くといつの間にか、リボーンがオレの隣にいた!!
リボーンはオレの家庭教師だ……毎回毎回むちゃくちゃな修行をさせられる…
「(勘弁してくれよな…ι)」

「オメー、今日もあの豚野郎にやられたのか…
キャバッローネの10代目がそんなんでどうする」

「う、うせぇな…なんか力が出ねぇんだよ…」


あの豚野郎って…リボーンの奴よくそんな口をι
まぁ、ルナもだけど

すると、リボーンが少し驚いたように目を見開いた。
珍しいな…

「おい、ディーノその怪我の手当て、誰がやった?」

「あ、これか?これは…」
オレは言いかけてはっとした。



死んでも女の子に助けられたなんて言えねぇぇぇ!!!!!

男が女に助けられたなんて恥ずかしすぎる;;

「おい、さっさと話せへなちょこ」

なかなか言わないオレにリボーンは銃を向けてきた

「(だから、銃を向けるのやめろって!!!!)

えっと……と、通りすがった奴に手当てして貰ったんだι」

「ふむ……(完璧な手当てだな……こんな事できる奴がこの学校にいたとはな……)」

「(あ、そういえばルナってどこのクラスなんだろ…)」


オレがそんな事を考えていると、担任が現れた

「今日はうちのクラスに新しく転校生が来る」

「先生、女?男?」

「男子よかったな、女の子だ

じゃあ、入ってきなさい」

担任がそんなありきたりな紹介をした

っていうか、転校生ってまさか……ιつか、もしかしなくても……

ガラッ

そうして入ってきたのは、やはりルナだった!!!



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